トリノでスローフードの祭典。
2016年10月20日 コメントをどうぞ
イタリア・ピエモンテ州の州都、トリノのマダーマ宮殿前に登場した、
大きなカタツムリ!
これ、スローフードのシンボルなのです。
2年に一度開催されるスローフードの祭典、
「サローネ・デル・グスト(Salone del Gusto)」が、
9月22日から5日間にわたり、トリノを主会場として開催されました。
カステッロ広場周辺には、トリノの地産商品のテントがずらり。
チョコレートの街、トリノでは、甘い誘惑にはまず勝てません!
こちらは、ゴルゴンゾーラのジェラート。
秋の味覚、ポルチーニがてんこ盛り。
トリュフ風味のサラミや、ワインのバローロに漬け込んだものも。
会期中、スローフードに関わる様々な食のイベントや、
食品生産者による国際会議等が開かれ、
イタリアのみならず、世界各国から訪れた多くの人々で賑わいました。
写真は、スローフーの提唱者、
カルロ・ペトリーニ氏による熱い演説の様子。
ペトリーニ氏の故郷、ピエモンテ州の小さな村、ブラで、
スローフード協会が発足したのは、1986年のこと。
以来、スローフード協会が目指しているのは、
風土に根ざした食べ物を大切にし、その生産者を守り、
次世代へきちんと継承していくこと。
ペトリーニ氏は、この演説の中で、
イタリアのマッタレッラ大統領に「大統領官邸に菜園を」と直談判!
アメリカのホワイトハウス内の菜園は、
彼の持論に賛同したミッシェル・オバマ大統領夫人が始めたもの。
地域の子供達の食育に、大いに役立っているそうですよ。
(photo by Yoko Mochizuki)
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